科目名 □エンジニアリングエコノミー
担当教員   花野井 歳弘     
対象学年   3年   クラス   [259]  
講義室   12107教室   開講学期   前期  
曜日・時限   木1   単位区分   選択  
授業形態     単位数   2  
準備事項    
備考    

講義概要/Class Outline

高度情報化社会の進展により、経済面でもグローバル化、ボーダーレス化が急速に進んでいる。このため輸出産業のみならずすべての産業が全世界での競合にさらされている。特にコストが重要である。このため、企業人・企業家には、コスト構造を理解、管理、統制できる能力を身に付けることが必要不可欠である。本講義では、この視点に立ってコストを管理する基本的考え方とその方法論を学習する。さらに、ますます重要となった知的財産および特許制度の位置づけ、内容、戦略を学習する。また、企業・組織の意思決定の場面において、より良い判断を下すためその活用手法を修得する。  

講義計画 /Class Structure

内容
1 企業と利益
本講義の内容、企業の目的、利益の仕組み
2 予算
予算の目的、予算管理とは、製品利益と期間損益
3 原価構成
原価とはどのようなものか、構成の概略
4 原価計算
原価計算の方法
5 材料費、労務費
主要な原価の材料費および労務費の内容
6 まとめ(中間)
これまでの内容の復習を行う。
7 経費
経費の考え方、内容
8 開発費、ソフトウェア開発費
開発費およびソフトウェア開発費の考え方
9 原価低減(1)
原価低減の意味、原価低減手法
10 原価低減(2)
原価低減の具体例
11 知的財産(1)
知的財産とは、企業における知的財産の位置づけ、特許制度
12 知的財産(2)
特許戦略、特許出願条件と方法、公告特許例
13 製品計画と売価設定
新製品の計画、売価設定手法
14 財務諸表の読み方
P/L、B/Sからの会社経理のつかみ方
 

学習・教育目標/Class Target 1.利益のしくみ、原価構成を理解している。
2.原価低減の意味、内容を理解している。
3.原価の内容を理解している。
4.知的財産について理解している。
5.企業の意思決定手法の概要を理解している。  
評価基準/GradingCriteria 試験50%、課題レポート50%を総合点とし、下記の評価基準を設定する。/秀:総合点90点以上を満たす。/優:総合点80点以上を満たす。  良:総合点70点以上を満たす。/可:総合点60点以上を満たす。  
評価方法/GradingMethod 総合点は、下式で計算する。  総合点=試験成績50% + 課題レポートの平均点50%  
受講上の注意/Class Rules 各自のノートパソコンを持参のこと。  
受講制限/Prerequisit  
関連する科目/Related Class 「工学的センスの基礎」  
教科書/Text
著者名  
著書名  
出版社名  
ISBNコード  
指定図書/Assigned Books
著者名  
著書名  
出版社名  
ISBNコード  
参考文献/Bibliography
著者名 間舘正義  
著書名 [図解]原価管理  
>出版社名 日本実業出版社  
ISBNコード 4534036183